ブログ

梅雨の季節に散骨を行う事を何となく敬遠される方もいらっしゃると思いますが、実はこの時季は想像されているより凪の日が多く、午後でも比較的海が落ち着いていることが多くなります。年間を通してこの梅雨の季節は外洋も含め案外海況が静かな日が多いです。

ここ茅ヶ崎の南湖というところにはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも紹介された御霊（ごりょう）神社があります。今では週に数回ですが、この御霊神社に安全航行祈願をし、又馬入川を航行する際は、この歴史を思い出しています。海や自然、その地の歴史を敬う事が大切だと日々感じております。

こ真鶴では、近年散骨のご用命がとても増えています。伊豆・箱根・小田原・湯河原に住んでいたり想い出があるので、その沖合いで散骨をされたいという方も多くいらっしゃいます。弊社船舶は不定期航路で真鶴からの出航も可能ですので、どうぞお問合せください。

海洋散骨を行う為に最も重要な事は、皆様にご乗船いただく船の安全が何よりも優先されなければなりません。その安全を担保するために、こまめなメンテナンスは非常に大切です。又お客様に快適にご乗船いただく為に、船体のクリーニングもこまめに行っております。

茅ヶ崎は多様性に富んだ自然と、人々が自由であり、飾り気がない街で、又サザンや若大将でもお馴染みの街として知られています。ここ数年人口が急増し、終の棲家としても人気があります。いつか私もこの美しい大海原で散骨して欲しいと心から思う様になりました。

お客様のご協力により、早朝出航でのご対応をいただき、無事海洋散骨が実施出来ました。本日は江ノ島を7時台に出航してお客様が下船後、相模川の水位が下がる9時半ギリギリにマリーナに戻るという強行スケジュールとなりました。

相模湾全域（茅ヶ崎、平塚、大磯、小田原、真鶴、江の島、鎌倉、葉山、三崎）〜東京湾（横浜、金沢八景、横須賀）、南房総（保田、館山）～伊豆半島〜外洋（伊豆大島）各海域での散骨を承っております。外国人のお客様のご乗船時には英語対応をさせていただきます。

今日は関東甲信地方に「警報級の大雪の恐れ」という予報が出ました。ここ湘南も、今日は積もるのでしょうか。雪の日は運航基準により視界が1200m以下になった場合は、欠航とさせていただきます。皆様も足元には十分気を付けて、暖かくしてお過ごしください。

昨日より、強烈な寒波がやってまいりました。10年に一度レベルとなると比較的暖かい湘南でもさすがに寒いです。今週末も寒波が居座りそうですが、土日両日出航、又週明けには東北からのお客様もいらっしゃる予定なので好天・凪日和でお迎えできることをお祈りしています。

相模湾や外洋では時折、様々なクジラに遭遇することがありますが、近くで遭遇した場合はクジラを刺激せず、速度を落として航行します。又通常の航行時にも、万一のクジラとの遭遇に注意するために、魚群探知機にて水面から30㍍くらいの比較的浅い水深をモニターしながら航行しております。