静かなセレモニーを支える港での奮闘
散骨のセレモニーは、海の上での静かなひとときが印象的ですが、その前後で船を安全に離着岸する作業があります⛴
実はこの「港に係留する」作業が、私にとっては非常に神経を使う瞬間です。
港によってロープを結ぶ場所や形が違い、係留金具がクリートなら比較的スムーズですが、江ノ島のリングや真鶴・三崎の大きなビットの港では、風のある日は本当に一苦労😥
船が重い為、結んでいる最中にロープが急激に引っ張られて、なかなか上手くいかないことがあります。
さらに難しいのは、風向きと潮の動きによってロープワークの微妙なコントロールが必要になること。
しかも一瞬の油断が、ロープの外れや切断などのアクシデントに繋がるため、常に集中して取り組まなければなりません。
その日の海の条件次第で工夫や対応を迫られるため、12年続けた今でもやはり毎回緊張します。
それでも最近やっと、力任せではなく、ロープワークのコツとタイミングが少しずつ体感で掴めてきた気がしています。
お客様の目の前で行うこともあり、落ち着いて確実にロープを扱うことも大切な責任のひとつ。
海でのお見送りのひとときを安心して過ごしていただけるよう、これからも迅速で安全確実な作業を心がけていきたいと思っています🍀
※弊社船舶BIG TAKⅡは、国土交通省内航不定期航路届出済み船舶で、弊社の船舶の性能により、運行基準を以下の様に定めており、各数値のいずれかが基準値に達した場合には運行を見合わせております。
■風速:12m以上 ■波高:1.2m以上 ■視程:1000m以下
又、ご乗船人数や高齢者、お子様がご乗船されるかなどの他、航行海域及び風向きによっては運行基準内であっても出航を見合わせる場合がございますので、あらかじめご了承ください。