弊社船舶BIG TAKⅡは安全対策の為、船首にパラシュートアンカーを常備しています
パラシュートアンカーは、海上で船舶の安定性を確保し、万一の災害対策や緊急時に対処を支援する重要な役割を担います。
弊社船舶BIG TAKⅡは、船舶の高さもあり、船首(フレアー)の幅が広いため60フィート船舶用のパラシュートアンカーを常備し、用途に応じて適時使用できるようになっております。
主な用途としては、
① 船の潮流制御
船舶を一定の位置に保つために使用され、例えば弊社の船舶のようにスパンカー(帆)がない船舶であっても速い潮流や風に流されにくく、海上での作業やお客様が釣りをご希望される場合にも潮に乗って少しづつ船舶が移動できるので効果があります。
② 災害対策
船舶が万一の災害や点検等で操縦を一時的に停止する場合、このパラシュートアンカーを投下することによって、船が風や波に対して影響を大きく受けず安定した位置を保ち、作業や救助活動を容易にすることが可能です。
③ 高波対策
天候・海況急変による高波などに遭遇してしまった場合、時として船舶を平常に制御するのが難しいと判断した場合、パラシュートアンカーを使用することにより、船舶が波に対して正しい向きを保持してくれるため、船舶の横転や転覆を防ぎ、乗客や船員の安全が確保できます。
※ 尚、国土交通省より小型旅客船のハード面での安全対策強化により、非常用位置等発信装置(Eperb)や業務用無線設備の導入が義務化されるため、現在弊社も導入に向けて別途対応中です。