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ご乗船中の地震発生時の対応について

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ご乗船中の地震発生時の対応について

昨今、日本国中で地震が多く発生しており、日本に住んでいる限りは何処にいても地震を避けることは難しいかもしれません。
地震予知についても、現代の科学では未だ短期の発生予測が非常に難しく、常日頃から準備をし、まさかに備えておく必要があります。

万が一、弊社船舶にお客様がご乗船いただいている際に、大きな地震が発生してしまった場合の対応・対策を改めてここにお知らせいたします。

 

お客様が少しでも安心してご乗船いただけるよう、引き続き安全確保に徹します。

2022629日付 弊社ブログ記事 再掲)

地上でも海上でも地震などの不可抗力を予測することは難しく、いつ発生するかわかりません。
ご乗船中にお客様が一番心配されることは、大きな地震による「津波」ではないでしょうか?
先ずは、津波について正しく理解しておくことが大変重要で、海は即危険と言うことではありません。
津波は水深が深いところでは波の移動速度が上がりますが、波高は大きくありません。
イメージとしては、海全体の水位が上昇してもその上に船舶は浮いているイメージです。
対して、水深が浅いところでは、波の移動速度が減速する代わりに、急激に波高が大きくなり、特に沿岸部や海岸付近などの浅瀬は海の壁が押し寄せるため、その破壊力はすさまじく、極めて危険です。
2011.3.11のあの大地震でも、一早く沖合に避難した多くの船は無事でした。
お客様が弊社船舶にご乗船いただいている最中に、万一大きな地震が発生してしまった場合は、以下の手順によって速やかに対応いたします。

①緊急地震速報後、船内無線やその他の情報ソースにより震源地は内陸か海溝かの確認を行います。
特に海溝型地震の場合は、その大きさ(震度とマグ二チュード)及び、震源の深さを把握。

②仮に震源地が航行海域に近く、震源の深さが10km以内など比較的浅い場合は、津波が発生する可能性が高いため、その時点での航行海域の水深を魚群探知機で確認し、50mより浅い水深であれば速やかに50m以上、できれば100mよりできるだけ深い海域に航行速度を上げて移動を試みます。
特に茅ヶ崎や平塚、相模川の沖合は、沿岸部から比較的すぐに数百メートル以上の相模灘深海地帯が広がるため、浅瀬を航行していた場合でも移動に要する時間は短時間と想定しております。

③沖合の水深が深い海域に到着後は、安全のためその場で一旦船舶を停船させて地震による影響の把握に徹し、GPSにより自船の緯度経度を確認、必要な場合は、非常連絡表に従って海上保安庁等に連絡し、救助要請を行います。お客様には適時、状況説明を行います。

④津波警報等発令継続により、港やマリーナにすぐに帰港できない場合は、安全確保が確認できるまで、(又は救助を待つ間)は、お客様に状況説明を適時行いながら、船舶内での待機をお願いすることも想定されますが、緊急時の飲料水や食料は一定量確保しており、また船内設備もご利用いただけますので、どうぞご安心ください。

尚、弊社船舶BIG TAKⅡは湘南レスキュー隊に所属し、また船長も茅ヶ崎救難所員の任命を受けております。
既に過去数回にわたり、海上保安庁、茅ヶ崎市や消防本部、警察との共同で津波を想定した水難救助訓練を湘南海域で実施しておりますので、万一の際は、訓練した方法に従って行動し、お客様の安全確保に努めます。

備えあれば患いなし、引き続き、出航中も決して油断することなく、まさかの緊急事態を常に想定して安全運航に徹します。

※弊社船舶BIG TAKⅡは、国土交通省内航不定期航路届出済み船舶で、運航に於いては安全管理規定及び、弊社の定める運航基準に則って運航しております。

 

 

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