弊社船舶のご案内
お客様が海洋散骨で沖合までご乗船いただく船は一体どのような船なのか、安心なのか、また、女性が心配されるトイレはあるのか等々、色々とご心配されるお客様も多くいらっしゃいますので、今回は弊社使用船舶(BIG TAKⅡ)の設備等についてご案内をさせていただきます。
BIG TAKⅡはクルーザーの本場である米国フロリダ製で、メーカーはルアー社(船の名前はルアーズ)40フィートを使用しています。
よくテレビのカジキマグロ釣りで使われているようなフィッシャーマンタイプのクルーザーで、ルアーズは「世界の海育ち」と言われ、多少荒れた海域でも安定よく航行できることから、このキャッチフレイズが付けられました。
船の航行に重要とされる3要素である、ある長さ、ある重さ、ある幅の三拍子を備えたバランスのよい船舶です。
①アフトデッキ(船尾 セレモニースペース)
お客様がご乗船されて故人様ををお見送りいただく一番後ろのスペースがアフトデッキと呼ばれ、カジキ釣り用の回転式ファイテイングシートが設置してあり、大人数で散骨される際はやや場所を取りますが、お客様も航行中喜んでお座りいただくことも多いです。
②フライングブリッジ(2階展望席)
階段を上がると定員10名が許可されているフライングブリッジ(展望デッキ)があり、操船席を囲む形でお客様がお座りいただけるシートがあります。
周りは開閉できる特殊ガラス製のエンクロージャー(オーニング)があり、冬場は暖かく、夏場は開放して航行すると風が心地よく、また360℃のパノラマ景色をご覧いただけるので、見渡しも大変良いです。
③バウデッキ(船首)
船体のサイドステップをご移動いただきますが、前方はバウデッキと呼ばれ一番前側には航行中安全にお客様がつかまってお立ちいただけるキャスティングレールが設置されています。
故人様を想いながら大海原の中を先頭で海風を感じていただける、なかなか体験できないスペースです。
ルアーズの船首フレアーは非常に広く、50フィートクラスのスペースがあり、複数のお客様が乗っても安心なスペースです。
ご希望のお客様は、同乗のクルーが安全にご案内させていただきます。
④船内キャビン(客室)
船内は一通りの生活ができる設備が備え付けられています。
キャビンのドアを開けると、左右にお座りいただけるシートと中央付近にテーブルが設置されています。
テーブルは下げるとベッドに早変わり、また左側のシートは電動でリクライニングシートとなっており、ファーストクラスのように寝そべることが可能です。
その他、オーデイオ設備、TV、コンロ、電子レンジ、冷蔵、冷凍庫、キッチンが設置されており、ウオーターサーバーではご自由に冷たいお水や熱いお湯もご利用いただけます。
船内前方に進んでいただきステップを降りていただくと、右側が水洗トイレ(温水ウオシュレット対応)と洗面台、またシャワー室があります。
通路を挟んで左側が2段ベッドがあるクルールームがあります。
そして、一番前方部分にはキャプテンルームがあります。
船で航行すると、特にお天気に恵まれた日は景色も大変良く、お客様のほとんどがデッキでお過ごしいただくことが多いですが、もちろん船内もご自由にご使用いただけます。
船内設備をご使用の際は、お気軽にクルーまでお尋ねください。
これらすべての船内(船室、キャビン、洗面所)は内蔵型のマリンエアコン2基搭載で冬は温かく、また夏は涼しく快適にお過ごしいただけます。
通常海洋散骨でのご乗船時間はおおよそ1時間となっておりますが、船上・船内に於いても高齢者からお子様まですべてのご乗船いただくお客様ができる限りご乗船中は快適にお過ごしいただけるよう十分なご配慮をさせていただいております。
弊社船舶は、国土交通省関東運輸局、旅客不定期航路届出済みで、お客様を安心・安全、そして快適に散骨海域までご案内させていただき、スタッフ一同心から大切な故人様の新たなる旅立ちへのお手伝いをさせていただきます。