海洋散骨のご用命が増えております
令和4年4月に作家で元東京都知事や衆議院議員を歴任された石原慎太郎さんの散骨式が葉山沖合で実施されたことは皆様の記憶にもまだ新しいことと存じます。
石原 慎太郎さんは、生前からご家族に「骨は必ず海に散らせ」、と仰っていたそうです。
まさに、石原慎太郎さんらしいお言葉です。日本の強き、良き時代を担っていただいた石原 慎太郎さんのご逝去は非常に残念でしたが、いつも裕次郎灯台や森戸海岸を眺めながら航行する際は、思い出さずにはいられません。
きっと今頃は弟の裕次郎さんと一緒に、葉山の海を航海されているかもしれません。
さて、石原慎太郎さんの散骨式の影響もあってか、最近は葉山のみならず、お客様がご希望される海域での海洋散骨のご相談や、お問合わせを以前よりも多く頂戴するようになりました。
散骨と言えば、映画の一シーンのように、小舟でひっそりと執り行うイメージがあったかもしれませんが、最近は公に散骨を話題にする方々も増え、ご家族やご親戚・ご友人皆様が集まって、船をチャーターして明るく故人様を「いってらっしゃい、ありがとう」、とお見送りされる状況を拝見し、日本の葬送の形式や考え方も実に多様化してきていることを実感せずにはいられません。
また、ご乗船いただいたお客様からは「散骨は実に素晴らしい、私も是非…」、と仰られることも多くなりました。
しかしながら、海洋散骨は自然相手故、天候や海象に大きく左右されます。悪天候予報や晴れていても風が強く波が高くなりそうな場合は、船長判断にて出航スケジュール変更等のご相談をお願いすることもございます。
お客様にはご不便やご迷惑をお掛けする場合がございますが、何よりもご乗船いただく皆様にとって、できる限り良いコンデイションで出航いただきたく、その点につきましては何卒ご理解いただければ幸いです。
弊社船舶は、相模湾全域を中心にチャーター船にて海洋散骨の出航を承りますので、生前の故人様やご家族様のご希望の場所や海域がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。スタッフ一同、常に安全航行に徹し、お客様が快適に、そして安心して大切な故人様のお見送りが実施できるよう、心を込めてご案内させていただきます。
※弊社船舶BIG TAKⅡは、国土交通省内航不定期航路届出済み船舶で、運航に於いては安全管理規定及び、弊社の定める運航基準に則って運航しております。