小笠原から漂流する軽石に警戒!
小笠原諸島の海底火山で戦後最大級の大規模噴火があり、噴き出した大量の軽石が1400キロも離れた沖縄のビーチに漂着し、海がすでに灰色に染まり始め、魚も大量死しているようです。
当然ながら漁船やその他船舶にもかなりの影響が出ており、せっかく緊急事態宣言が解除されてこれからというときに、沖縄の観光業や漁業への影響が心配です。
先日海上保安庁の巡視艇が航行不能に陥った件も、海域を航行中にエンジン冷却のための海水取り入れ口に軽石を吸い込んで詰まってしまい、恐らくエンジンがオーバーヒートして起こったと思われます。
エンジンのみならず発電機も同様に被害を受けて故障すると船内発電が出来なくなる可能性もあり、船舶には深刻な問題です。
この軽石ですが、遠く離れたここ湘南に於いても油断できない可能性が出てきました。
1986年に小笠原で噴火した際も平塚の海岸にかなりの軽石が漂着した記録があります。
現在台風20号も沖合を北東に進路を向けており、予測では今後も時計回りで軽石が海流に乗りながら、来月中旬ぐらいには黒潮に乗って関東付近の海域にも流れ着く可能性があるようで、そうなるとBIG TAKⅡの運航にも影響が出兼ねず、しばらくの間は警戒しておく必要がありそうです。
航行中軽石らしきものを発見した際は、またご報告させていただきます。