キャプテンはお盆からずっとお昼寝中
今回の日本全土に恐怖感を与えた謎の台風10号ですが、ふたを開けてみると風は当初の予報より遥かに弱かったものの、多くの地域に豪雨をもたらし甚大な被害を与えました。
台風から離れていた相模湾沿岸部の小田原や二宮、また秦野や厚木、伊勢原、相模原から地元湘南地域の平塚、茅ヶ崎〜藤沢までも記録的豪雨で、一部がけ崩れや川が氾濫するなど、今回初耳の「遠隔豪雨」の大きな影響を受け被害が出ています。
一昨日は線状降水帯の影響で城山ダムや三保ダムの放流もあり、相模川の水位が急上昇、マリーナの桟橋は完全に水没し、一時はBIG TAKⅡを陸置きしてある定位置のすぐ手前まで浸水し始めたため、急遽船体をマリーナの内側に一時的に避難中です。
今日も雨は時折強く降ったり、弱まったりを繰り返していますが、台風10号が熱帯低気圧に変わり一刻も早く過ぎ去ることを祈るばかりです。
台風が過ぎ去っても、吹き返しの風でうねりが残ることもあり、また、天候・海況が落ち着いたとしても、相模川の水位が下がり、船体にダメージを与えやすいゴミや流木などの漂流物が少なくなるまで出港を見合わせる場合があり、弊社も長い開店休業が続き、船長のお昼寝も長引いています。
現在もフィリピン東海上や南東のハワイ沖など遥か離れた海域でも、次の台風11号、12号の卵が見受けられ、今後も台風発生についてはかなり神経質にならざるを得ません。
さて、散骨のご予約状況ですが、9月も今現在既にすべての週末を中心に出港スケジュールが入っており、前回の台風7号~10号による欠航でご迷惑をお掛けしたお客様に於かれましては、なるべく早めの代替日のご指定をお願い致します。
今日から9月に入り、激動の2024年もあと4ヶ月となりましたが、国際情勢など地政学リスクが混在する中、我が日本も政治・経済のみならず、自然リスクもまだまだ警戒が必要です。
※弊社船舶BIG TAKⅡは、国土交通省内航不定期航路届出済み船舶で、弊社の船舶の性能により、運行基準を以下の様に定めており、各数値のいずれかが基準値に達した場合には運行を見合わせております。
■風速:12m以上 ■波高:1.2m以上 ■視程:1000m以下
又、ご乗船人数や高齢者、お子様がご乗船されるかなどの他、航行海域及び風向きによっては運行基準内であっても出航を見合わせる場合がございますので、あらかじめご了承ください。